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Switzerland

Lausanne

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人口 12万9千人 面積 41㎢ 人口密度 3,125 人/㎢​

 

​レマン湖から北側に広がるブドウ畑は、世界遺産に登録されている。その中心に位置し、急な坂道が多く旧市街の路地も残る都市、ローザンヌ。毎日通勤電車から眺めるレマン湖と対岸のアルプスは、一生心に残る風景となった。 斜面の方向に地下鉄が通り、その軸沿いに新市街が形成されてきたため、歴史を感じる中央駅から歩いて斜面を登っていくと、新たに開発されたエリアがはっきりとわかる。お気に入りの場所は、湖沿いと高台にある市民の憩いの公園と、さらに高いところにそびえる大聖堂。それぞれ一人でたそがれていた思い出の場所でもある。


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Bern

 

人口 1万7千人 面積 51㎢ 人口密度 2,471 人/㎢​​

 

川が湾曲しているところに栄えた、パリのような自然環境だけど、 よりコンパクト。ヨーロッパの魅力的な都市をみると、京都の鴨川もそうだけど、 友達やカップル、一人でも黄昏れられるような水辺空間の整備ってやっぱ大事でないかな、と思う。 川だけでなく海や湖も含め。 人や車や建物で溢れる都市にあって、視線を落ち着かせられる場所が街の魅力を高めるんじゃないかな。  視界が広がる場所。

  その他、街の特徴。歩車共存、トラム・バスなどの公共交通、自転車のためのインフラが普及、ノードとしての泉、メインストリートに面した一階部分をセットバック→歩道として解放、街路から半地下部屋へ降りる階段、など。

 

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Basel

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人口  16万人 面積  23.9㎢  人口密度  7564 人/㎢

 

中央駅を北に出ると路面電車(トラム)の停留所がある。京都駅で言うバスターミナルのような一大ハブとなっている。 が、京都駅前のような息苦しさがない。それはきっと歩車共存がうまくいってて、歩行者が自由に移動できる広場のようになっていることと、駅前の道が駅に垂直に延びていて、トラムの停留所それに沿っており、駅を出た時の視界が開けていることが大きいと思う。

いろんな街を訪れた時に駅前の空間が気を気にするは、その街のイメージを構成する要素として、中央駅とその駅前はかなり重要なポイントだと思うから。旅行者の第一印象としてだけでなく、住民にとっても毎日通る空間が気持ちよければ愛着に繋がる。

 

 

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Chur

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人口  3.3万人 面積  28.0㎢  人口密度  1247 人/㎢

 

スイス東部にある片田舎のまち。にも関わらず多くの建築家が事務所を構えている。中でも有名なピーター・ズントーによる作品は、とても繊細で力強く、個人的にお気に入りの建築家である。ここを拠点にさらに山奥に行くと、therme valsという温泉施設がある。ズントーが8年かけて設計した大作で、僕が行った時にはちょうど雪が舞い、湯気に消えていく様はなんとも神秘的だった。

 

 

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Lugano

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人口  5.6万人 面積  37.1㎢  人口密度  2人 /㎢

 

数少ないイタリア語圏の都市で、リゾート地でもある。しかし都市空間としてよくデザインされたとはいい難く、それは交通の面でも意匠の面でも言える。中央駅が高台で孤立し、そこまでの道がボトルネックになっている。歩道も50cmほどしかなくバスと歩行者が接触しそうである。市街地の中心地にバスのターミナルがあり、世界的な建築家マリオボッタによるデザインである。そこらじゅうにボッタ建築(もしくは模倣建築)が見当たり、重苦しい印象を受けた。

Martigny

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人口  1.56万人 面積  24.9㎢  人口密度  654人/㎢

 

観光地でもなく、こじんまりとした街だが、さすが高納税国スイス、街路や広場は品良く整備されている。コロッセオのような石造りの闘技場や遺跡があり、歴史も感じられる。ホームステイ先のマダムに勧められ、ここにある美術館を目当てにやってきた。内部は、正方形のフロアを二階レベルの回廊から見下ろす空間構成。裏庭に出ると広々とした回遊式庭園にロダンやムーアなどの彫刻が贅沢に配置されている。本当に、スイスではどんな田舎町に行っても楽しめる自信がある。

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